当社は、アクティビストに対抗する取締役会との協力を数多く行ってきており、アクティビストがどのように取締役会を分析し、標的とするか、また委任状争奪戦における取締役の脆弱性を低減するにはどのような措置を講ずるべきかについての知見を得てきました。

機関投資家の要求に対応

この5年間に、最大手の機関投資家が、取締役会の構成に関して取締役会や取締役に期待することを述べる声は、ますます大きくかつ具体的になってきています。すなわち、企業は自社の取締役会と取締役に対して、パフォーマンス、経歴、ガバナンス基準の観点から、曇りのない眼で評価を行わなくてはならないということです。

先手を打って取締役会のスキルを評価

取締役会の構成が、その業界のリスクと戦略的チャンスに合致しているかどうかを、常に確認する必要があります。世界最大の投資家の一人は、「我々は常に、この取締役会はリスクを評価し戦略の実行を監督するという点で目的に合っているか、と問いかけているのです。」と指摘しています。こうした評価は、アクティビストが動き出すより前に、先手を打って取締役会の潜在的な弱点を発見するためのものでなくてはなりません。

誰がアクティビストの標的になるかを知る 

実際に標的になる前に、リスクのある取締役にフラグを立てるのは、どのようにすればできるでしょうか? 当社では、五つのフィルターを用いて現職の取締役を分析し、アクティビストに狙われる可能性の高い取締役を特定します。それらは、対象企業での価値創造の実績、戦略に関連したスキルとコンピテンシー、取締役を務めた他社での価値創造の実績、カバナンス基準、そして世間でどう認識されているかです。

批判に耐える準備

アクティビスト、機関投資家、そしてメディアによる上場企業の取締役会への監視は、一向に衰える気配がありません。当社は、企業とその現在の取締役会に代わって、取締役会のどこが脆弱なのか、またアクティビストが主導する取締役会への厳しい審査にどのように耐えることができるかを、積極的かつ客観的に分析する支援を行っています。当社はアクティビスト対応チームの一員となって、世界中の数多くの取締役会をサポートし、取締役会がアクティビストの攻撃から身を守るための最良の知見を得ることができるよう支援してきました。

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